
(画像=SBI証券)
この記事は2025年3月25日にSBI証券で公開された「Daily米株速報 毎営業日午前更新予定」を転載したものです。 掲載記事(最新版):Daily米株速報 毎営業日午前更新予定 |

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トランプ関税への懸念が後退して主要3指数とも大幅続伸。
3月24日(月)の米国株式市場は、4月2日(水)に発表される「相互関税」は市場で懸念されていたほど広範囲とならない可能性が出てきたことが好感されて、主要3指数も大幅に続伸した。テスラ(TSLA)が+11.9%、エヌビディア(NVDA)が+3.2%、アマゾン ドットコム(AMZN)が+3.6%などとなって相場上昇をけん引した。
週末にトランプ政権関係者の話として、相互関税は「ダーティな15ヵ国」、つまり、貿易収支が米国に不利となっている約15%の国々に限定されるとBloombergやWSJ紙が報じた。また、WSJ紙は半導体、自動車、医薬品のセクター別の関税賦課は見送られると報じた。
経済指標では、S&Pグローバルの3月購買担当者景気指数(PMI)は、製造業が49.8と前月の52.7から大幅悪化となったが、サービス業が54.3と前月の51.0から大きく改善して、総合指数は53.5へ前月の51.6から改善となった。関税の影響が出る製造業の悪化は仕方ないと捉えられた一方、サービス業の改善が予想以上となったことで、相場押し上げに貢献したとみられる。
債券利回りはトランプ関税の経済成長や世界貿易に対する悪影響に対する懸念が後退して幅広い年限で上昇した。ドル指数は上昇、ドル円は150円台後半へ1円以上上昇した。
原油価格はトランプ大統領がベネズエラ産石油の輸入国に新たな関税を課すとしたことから、需給の引き締まりが意識されて上昇した。金価格は関税リスクの後退を受けて続落。
【3月25日(火)の米国市場】
主な経済イベント:S&PコアロジックCS住宅価格(1月)、米新築住宅販売件数(2月)
コンファレンスボード消費者信頼感指数(3月)、2年国債入札
NY連銀ウィリアムズ総裁があいさつ
主な企業イベント:なし
~見通し~
S&P500指数は200日移動平均線まで戻っており、この価格帯では上値抵抗が想定されよう。コンファレンスボードの3月消費者信頼感指数は、前月の98.3から94.0への悪化が予想されており、相場にネガティブに作用する可能性があろう。
SBI証券 投資情報部 榮 聡
主要株価指数

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債券・商品市況

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主要通貨

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S&P500日中足チャート

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ナスダック日中足チャート

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S&P500セクター別

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S&P100種騰落率ランキング

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その他主要銘柄

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※本レポートはBloombergデータをもとにSBI証券が作成。
※銘柄名はBloomberg表記によるもの。
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