
(画像=SBI証券)
この記事は2025年4月2日にSBI証券で公開された「Daily米株速報 毎営業日午前更新予定」を転載したものです。 掲載記事(最新版):Daily米株速報 毎営業日午前更新予定 |

(画像=SBI証券)
相互関税の発表を前にS&P500とナスダックはプラスで引けた
4月1日(火)の米国株式市場は、相互関税の発表を翌日に控えて、主要3指数はまちまち、S&P500とナスダックはプラスで引けた。3月米ISM製造業景気指数、2月求人数とも市場予想を下回ったことを受けて下げて始まったが、押し目買いの動きが続いた。
トランプ大統領はこれまで何回も前言を翻したことから、相互関税はすべての貿易相手に対して一律の税率となるのか、貿易相手によって税率を変えるのか、市場は暗中模索が続いている。
セクター別には、11セクター中9セクターが上昇してテクノロジー株の影響が大きい一般消費財・サービス、コミュニケーションサービス、情報技術などがけん引。ヘルスケアと金融が下落した。
経済指標では、3月ISM製造業景気指数は前月の50.3か49.0に悪化、49.5の市場予想を下回った。新規受注指数が前月の48.6から45.2へ悪化が目立った。2月求人数は前月の776万人から757万人に低下、763万人の市場予想を下回った。
債券利回りはトランプ関税の不透明感に加え、市場予想を下回った経済指標を受けて幅広い年限で低下。10年国債利回りは年初来最低に近い4.169%に低下した。ドル円は米金利の低下を受けて149円台半ばに下落した。原油価格は反落。最高値更新が続いていた金価格は利益確定で小幅に下落。
上場3日目のAIクラウドのコアウィーブ(CRWV)は、テクノロジー株が買われる流れに乗って+41.8%と急騰した。同社はエヌビディアのAIコンピュータをクラウドで利用できるサービスを展開しており、エヌビディアも出資している。
ジョンソン & ジョンソン(JNJ)は、ベビーパウダー訴訟を解決するための100億ドルの子会社破産提案を破産裁判所に却下されて-7.6%。
【4月2日(水)の米国市場】
主な経済イベント:トランプ大統領の相互関税の詳細発表
米ADP雇用統計(3月)、米製造業受注(2月)
主な企業イベント:なし
~見通し~
相互関税については、対象国の範囲、税率、一律かどうか、などについて確たることがいまだにわかっておらず、詳細の発表に際して株価の変動が大きくなる可能性があろう。3月ADP雇用統計は前月比12.0万人増の予想。
SBI証券 投資情報部 榮 聡
主要株価指数

(画像=SBI証券)
債券・商品市況

(画像=SBI証券)
主要通貨

(画像=SBI証券)
S&P500日中足チャート

(画像=SBI証券)
ナスダック日中足チャート

(画像=SBI証券)
S&P500セクター別

(画像=SBI証券)
S&P100種騰落率ランキング

(画像=SBI証券)
その他主要銘柄

(画像=SBI証券)
※本レポートはBloombergデータをもとにSBI証券が作成。
※銘柄名はBloomberg表記によるもの。
⚠免責事項・注意事項 ・本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたもので、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。万一、本資料に基づいてお客さまが損害を被ったとしても株式会社ファーストパートナーズ及び株式会社SBI証券(情報発信元を含む)は一切その責任を負うものではありません。本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製又は販売等を行うことは固く禁じます。 重要な開示事項(利益相反関係等)について 投資情報の免責事項 【手数料等及びリスク情報について】 SBI証券で取り扱っている商品等へのご投資には、商品毎に所定の手数料や必要経費等をご負担いただく場合があります。また、各商品等は価格の変動等により損失が生じるおそれがあります(信用取引、先物・オプション取引、商品先物取引、外国為替保証金取引、取引所CFD(くりっく株365)では差し入れた保証金・証拠金(元本)を上回る損失が生じるおそれがあります)。各商品等への投資に際してご負担いただく手数料等及びリスクは商品毎に異なりますので、詳細につきましては、SBI証券WEBサイトの当該商品等のページ、金融商品取引法等に係る表示又は契約締結前交付書面等をご確認ください。 |