
(画像=SBI証券)
この記事は2025年5月26日にSBI証券で公開された「Daily米株速報 毎営業日午前更新予定」を転載したものです。 掲載記事(最新版):Daily米株速報 毎営業日午前更新予定 |

(画像=SBI証券)
続落。トランプ大統領、EUに対し50%の関税をかけると表明
米関税政策を巡る先行き懸念が再燃し、3指数揃って下落。トランプ大統領が掲げ、下院が修正案を可決した減税政策によって財政赤字が拡大するのではという不安も、依然として株式市場の重しとなった。
トランプ大統領は自身のSNSでEUに対し、6月1日(日)から50%の関税をかける考えを表明。また、アップル(AAPL)を含むスマートフォンメーカーに対しても、米国内で製造しない場合、25%の関税を課すと警告した。
セクター別では、大型テック株が属する情報技術やコミニュケーションサービスが下落。一方、ディフェンシブの公益事業や生活必需品、原油高が意識されたエネルギーが上昇。
債券利回りはまちまち。10年債利回りはわずかに低下し、2年債利回りはほぼ横ばい。 23日(金)は翌週のメモリアルデーの休場を控え、短縮取引。トランプ大統領によるEUやアップル(APPL)への関税賦課に関する発言の後は、債券売りが広がったが、その後下げ幅は縮小。
ドル指数は下落。米関税政策や米財政への不安が意識された。ドル円は1ドル142円台と前日比1%超までドル安円高が進行。反面、安全資産として選好され、金価格は上昇。
原油価格は反発。週明けの休場を控え薄商いとなったが、足元の下落やドル安を受け、値ごろ感が生じたもよう。
個別株では、USスチール(X)が21%超の大幅高。トランプ大統領は、日本製鉄による同社の買収計画を明確に支持するまでには至らなかったが、両社の提携を発表。市場では、事実上の買収許可と受け止められた。
【5月26日(月)の米国市場】
休場(メモリアルデー)
【5月27日(火)の米国市場】
■主な経済指標・イベント
耐久財受注(4月)
S&PコアロジックCS住宅価格(3月)
コンファレンスボード消費者信頼感指数(5月)
2年国債入札
■主な企業決算の発表
引け後:オクタ(OKTA)
~見通し~
関税政策や、減税による財政悪化等を巡る懸念が引き続き意識される。週内は、AI向け半導体最大手エヌビディア(NVDA)が決算発表予定。直近複数回の決算発表では、一部の高すぎる市場期待には応えられないことが多いが、堅調な業績の伸びを示している。関税政策による業績見通しの変化に注目が集まる。
SBI証券 投資情報部 栗本奈緒実
主要株価指数

(画像=SBI証券)
債券・商品市況

(画像=SBI証券)
主要通貨

(画像=SBI証券)
S&P500日中足チャート

(画像=SBI証券)
ナスダック日中足チャート

(画像=SBI証券)
S&P500セクター別

(画像=SBI証券)
S&P100種騰落率ランキング


(画像=SBI証券)
その他主要銘柄

(画像=SBI証券)
※本レポートはBloombergデータをもとにSBI証券が作成。
※銘柄名はBloomberg表記によるもの。
⚠免責事項・注意事項 ・レポートおよびコラムの配信は、状況により遅延や中止、または中断させていただくことがございます。あらかじめご了承ください。 ・本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたもので、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。万一、本資料に基づいてお客さまが損害を被ったとしても株式会社ファーストパートナーズ及び株式会社SBI証券(情報発信元を含む)は一切その責任を負うものではありません。本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製又は販売等を行うことは固く禁じます。 重要な開示事項(利益相反関係等)について 投資情報の免責事項 【手数料等及びリスク情報について】 SBI証券で取り扱っている商品等へのご投資には、商品毎に所定の手数料や必要経費等をご負担いただく場合があります。また、各商品等は価格の変動等により損失が生じるおそれがあります(信用取引、先物・オプション取引、商品先物取引、外国為替保証金取引、取引所CFD(くりっく株365)では差し入れた保証金・証拠金(元本)を上回る損失が生じるおそれがあります)。各商品等への投資に際してご負担いただく手数料等及びリスクは商品毎に異なりますので、詳細につきましては、SBI証券WEBサイトの当該商品等のページ、金融商品取引法等に係る表示又は契約締結前交付書面等をご確認ください。 |