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オルカンを10%上回った1年好成績ファンド7選 こどもNISA対象にも?

オルカンを10%上回った1年好成績ファンド7選 こどもNISA対象にも?

(画像=SBI証券)

この記事は2026年8月24日にSBI証券で公開された「オルカンを10%上回った1年好成績ファンド7選 こどもNISA対象にも?」を転載したものです。
掲載記事:オルカンを10%上回った1年好成績ファンド7選 こどもNISA対象にも?

2027年1月1日から適用される通称「こどもNISA」は、0~17歳の未成年者を対象とした非課税の長期・積立投資制度です。2026年の税制改正により法制化されており、対象商品はNISAの「つみたて投資枠」と同様、長期・積立・分散投資に適した一定の投資信託に限定されます。

つみたて投資枠というと、オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー))やS&P500連動ファンドが定番の選択肢として人気ですが、直近1年に目を向けると、それらを上回る成績を残したファンドも少なくありません。
そこで今回は、オルカンの1年リターン(29.48%、2026年7月末基準)を10%以上上回る実績となった、つみたて投資枠対象ファンド7本を取り上げます。

こどもNISAとは

・2027年1月1日からの適用が、2026年の税制改正で法制化された、子ども名義で非課税の長期・積立投資ができる制度
・対象年齢は0~17歳、非課税保有期間は無期限
・対象商品は、NISAの「つみたて投資枠」と同様、長期・積立・分散投資に適した一定の投資信託に限られる予定

オルカンを10%上回った1年好成績ファンドの選び方

こどもNISAは非課税保有期間が無期限ですが、今回はあえて直近1年(2026年7月末まで)の実績に着目しました。この1年間は、イラン紛争などを背景とした調整局面や、半導体関連株が大きく上昇した後に急落する場面もみられるなど、相場の値動きが比較的大きい期間でした。こうした振れ幅の大きい相場を経てもなお、オルカンを大きく上回るリターンを確保できたファンドにはどのような特徴があるのでしょうか。そこで、SBI証券で取扱いのあるNISA・つみたて投資枠対象ファンドの中から、オルカンの1年リターン(29.48%)を10%以上上回ったファンド(39.48%以上)を抽出しました。同一の株価指数に連動を目指すインデックスファンドは最上位のみとし、該当する7本が図表1です。
なお、7本の中には2025年3月に設定されたばかりの「読売333」連動ファンドのように、運用開始から3年に満たないファンドが含まれています。そのため、図表1では設定日と設定来累積リターンもあわせて記載しています。設定来累積リターンは各ファンドの設定日からの単純な累積であり、比較期間の長さが異なるため、他ファンドとの優劣を直接比較する指標ではない点にご留意ください。

今回の図表では、1年シャープレシオではなく3年リターンを掲載しています。1年のシャープレシオは相場環境の影響を受けやすいため、長期の資産形成を前提とするこどもNISAでは中長期の実績を重視しました。なお、ファンドレーティング(総合)は3年以上の運用実績やリスク・リターンのバランスを反映した評価指標ですので、あわせてご参照ください。

図表1 つみたて投資枠対象 オルカンを10%上回った1年好成績ファンド7選

図表1 つみたて投資枠対象 オルカンを10%上回った1年好成績ファンド7選

※ウエルスアドバイザーのデータをもとにSBI証券作成(2026年7月末基準)
※SBI証券で購入可能なNISA・つみたて投資枠対象ファンドのうち、1年リターンがオルカンを10%以上上回ったファンドを1年リターン順に表示
※同一の株価指数に連動を目指すインデックスファンドは1年リターン最上位ファンドのみを掲載
※参考として基準ファンドとなるオルカンおよび代表的な国内株式インデックスファンドであるTOPIX連動型を表示
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません

(画像=SBI証券)

好成績ファンドの特徴

1位のeMAXIS Slim 国内株式(日経平均)は、日経平均株価に連動する投資成果を目指すインデックスファンドです。大型グロース株の比重が高いカテゴリーに属しており、直近1年の株高局面をもっとも大きく取り込んだ形となりました。日経平均は値がさ株の影響を受けやすい株価平均型の指数であり、東京エレクトロンやアドバンテストなど半導体関連株のウエイトが高いことでも知られています。半導体株が大きく上昇・下落した今回の1年間において、その値動きの影響を受けやすかった面もうかがえます。一方で1年標準偏差は31.74%と7本の中でも相対的に大きく、値動きの振れ幅には注意が必要です。

2位のDCつみたて アクティブ バリュー オープン(愛称:DCつみたてアクシア)は、割安と判断した企業に投資し、TOPIXを上回る投資成果を目指す国内株式アクティブファンドです。組入上位銘柄は、三菱UFJフィナンシャル・グループ、三井住友フィナンシャルグループ、トヨタ自動車、ソニーグループ、東京海上ホールディングスなどです(※)。1年標準偏差は20.68%と7本の中では比較的抑えられており、高いリターンの割に値動きの振れ幅が大きくなりすぎていない点が特徴です。3年リターンも27.57%と5位のAI関連株ファンドに次ぐ高さで、直近1年の勢いだけでなく3年でも高いパフォーマンスを維持しています。

3位の年金積立Jグロース(愛称:つみたてJグロース)は、成長が期待される企業を厳選し、TOPIXを上回る投資成果を目指す国内株式アクティブファンドです。組入上位銘柄は、三菱UFJフィナンシャル・グループ、三井住友フィナンシャルグループ、日立製作所、東京エレクトロン、アドバンテストなどです(※)。2001年設定と7本の中でも運用期間が長く、長期にわたって国内グロース株市場の成長を取り込んできた実績を持つ点が特徴です。

4位のeMAXIS Slim 国内株式(読売333)は、「読売株価指数(読売333)」に連動する投資成果を目指すインデックスファンドです。読売333は、構成する333銘柄をほぼ均等な比率で組み入れる「等ウエート型」の指数で、時価総額加重型のTOPIXや値がさ株の影響を受けやすい日経平均株価とは異なり、特定の大型株に左右されにくい特徴があります。この1年は国内株式市場全体が堅調で、参考に掲載したTOPIXインデックスファンド(1年:38.94%)もオルカンを9%以上上回る成績でしたが、読売333はそのTOPIXをさらに上回るリターンとなりました。時価総額が相対的に小さい銘柄の値動きも反映されやすい等ウエート型ならではの特性が表れた形といえます。
なお、読売333関連ファンドとしては、2026年に設定または設定予定のSBI 読売333インデックス・ファンドたわらノーロード 読売333、Smart-i 読売333インデックスがあります。SBI証券では現在、これら4ファンドを対象とした「読売333関連ファンドを買って読売ジャイアンツを応援しよう!キャンペーン」も実施しています。

5位のイノベーション・インデックス・AIは、世界のAI関連株で構成される指数に連動するインデックスファンドです。組入上位銘柄は、マイクロン・テクノロジー、エヌビディア、メタ・プラットフォームズ、アルファベット、ブロードコムなどです(※)。1年標準偏差は42.95%と7本の中で最も大きく、AI関連株への集中投資による値動きの大きさと高いリターンが表裏一体となっている点が特徴です。3年リターンも35.43%と高水準となっています。

6位のニッセイ日本株ファンドは、独自の運用モデルを活用し、TOPIXを上回る投資成果を目指す国内株式アクティブファンドです。組入上位銘柄は、三菱UFJフィナンシャル・グループ、トヨタ自動車、三菱商事、三井住友フィナンシャルグループ、日立製作所などです(※)。1年標準偏差は17.34%と7本の中で最も小さく、値動きを抑えながら高いリターンを実現した点が評価できます。

7位のOne高配当利回り厳選ジャパンは、配当利回りに加え、配当の持続性や成長性も重視して銘柄を厳選する国内株式アクティブファンドです。組入上位銘柄は、三井住友フィナンシャルグループ、東京海上ホールディングス、豊田通商、横浜ゴム、オリックスなどです(※)。3年リターンも26.49%と、直近1年の勢いだけでなく3年でも安定した実績を残しています。

※組入銘柄の情報は2026年7月末基準。個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

【まとめ】
直近1年は、オルカンを大きく上回るファンドがつみたて投資枠の中でも複数存在したことが分かりました。ただし、いずれも1年という短期間の実績である点には注意が必要です。eMAXIS Slim 国内株式(読売333)以外は、3年以上のパフォーマンスデータも確認することが有効といえます。

こどもNISAは非課税保有期間が無期限で、長期の資産形成を前提とした制度です。人気ファンドであるオルカン1本という選択だけでなく、今回紹介したような値動きや運用スタイルの異なるファンドを組み合わせることも選択肢の一つといえるでしょう。

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