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「教えてテスタさん!」米国株投資のすゝめ

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「教えてテスタさん!」米国株投資のすゝめ

(画像=SBI証券)

この記事は2025年2月18日にSBI証券で公開された「「教えてテスタさん!」米国株投資のすゝめ」を転載したものです。
掲載記事:「教えてテスタさん!」米国株投資のすゝめ
専業投資家テスタさん
専業投資家テスタさん
2005年に300万円を証券口座に入金して株式投資をスタート。
以来20年間リターンがマイナスになった年はない。
初期はスキャルピングやデイトレードを中心に取引を行い、2016年からは中長期投資を中心に行う。
累計利益は100億円を超え、年間配当金総額は1.5億円超。
2014年からは全国の児童養護施設への寄附を継続的に行っている。
Xのフォロワー数は90万人超(2025年2月現在)。

「どうしたら株式投資で成功できるのか?」「投資は日本株だけでもいいのでは」という方も多いでしょう。そこで株式投資を始めてから今年で20年という記念すべき年に、テスタさんに株式投資デビュー当時のエピソードや、2019年に始めた米国株投資についてお話を伺いました。

テスタさんも最初は株式投資に興味がなかった!?

株式投資を始めたきっかけは?

もともと株式投資に興味があったわけではなく、難しい・遠い存在だと感じていました。2005年に書店で「デイトレード」の本を見つけたことをきっかけに投資を始めました。
その本では、自宅でできてリスクが少ない、勝率が高いなど魅力的な言葉が多く、中でもファンダメンタルズ分析※など難しい要素がないことに魅力を感じました。

※ファンダメンタルズ分析
経済状況や企業の財務状況・経営状況などのデータを基に将来の株価を予測する分析手法のことです。

(画像=SBI証券)

株式投資を始めてよかったことや苦労したことは?

よかったことは開始当時の目標だった「株式投資だけで生活できるようになったこと」です。
出社がなかったり、自由な時間ができるようになりました。
当初は、楽をして稼げるのではないか、不労所得といったイメージがありましたが、それとは真逆で毎日株のことを考えていて、思ったよりやることは多いなと思います。

投資で20年間勝ち続けている秘訣は?

一番は「リスクを排除する」ことだと思います。
当初行っていた投資スタイルであるデイトレードであればその日のうちに決済をする(ポジションを持ち越さない)ので、それ以降の影響を受けないというのがいいところです。次の日の朝に市場が下がっている状況でも、新しくポジションを立てて、日中のボラティリティが高いときに利益を積み上げることができました。
中長期投資の場合は、持ち越しのリスクを負わなければいけないので、「分散投資」と「損切り」を重要視しています。株価が上がるだろうと思ってもどこで損切りをするかを買う前に考えて、リスクよりリターンが多くなる場面を意識して取引するようにしています。

冷静に株式投資できる理由は?

株でも長年やっていると一喜一憂することがなくなってきました。勝ち負けより内容を重要視してくるようになりました。 その点、精神のぶれがなくなってきたのではないでしょうか(笑)。

米国株を始めた理由とテスタさんのデビュー銘柄公開!

(画像=SBI証券)

米国株を始めたきっかけは?

米国株はSBI証券で保有しています。SBI証券を一番長く利用しており、そこから自然な流れで米国株もSBI証券で持っています。
長年株をやっていて、日本市場に比べてアメリカ市場の強さや大きさを見てきたからです。
日本市場も大きいですが、アメリカ市場は高値を更新し続けていて、非常にボリュームも大きく、いろんな場面で日本より強い場面をたくさん見てきました。こういったところから米国株を始めました。
また、日本株で円の取引をしていることから日本で何かがあったときのリスクになるのではないか、別の国で分散投資を行ったほうがいいのではないかと考えたのも始めた理由です。

保有している米国株の銘柄とその理由は?

「日本に何かがあったときに耐えられるように」という考えから、大手であること、会社の歴史が長いことなど、ほかの会社が今からでは台頭できないような基盤が強い会社の銘柄を所有しています。
ジャンルは複数に分けることで、どこかのジャンルで何かあっても大丈夫なようにという考えで選んでいます。

図表1 テスタさんが所有する米国株の銘柄

テスタさんが所有する米国株の銘柄

※ご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

(画像=SBI証券)

米国株を持ち続ける理由は?

「日本に何かがあったとき」という観点で選んだので、米国株は守りの姿勢で基本的には「売らない」というスタンスです。
また、コロナ下でエアライン系は倒産するのではと考えられるくらい下落しましたが、そういうときのためにジャンル分けして買っていたことで、他の銘柄でマイナス分をカバーすることができました。今持っている銘柄全部で1セットと考えているので、どれか一つの銘柄だけ売るのではなく、売却するときはすべてまとめて売ると思います。

日本株がいいの?米国株がいいの?

専業投資家としてやっているので、日中の日本株の市場が動いているときに取引できる状態であるため日本株取引のほうが有利だと考えていますが、会社員などに日中に取引できない方々にとって、アメリカ市場であれば市場が動いてる時間に取引することができるのでライフスタイルにあわせて選んでいくのもいいのではないでしょうか。

(画像=SBI証券)

買うタイミングはいつ?

長期投資の場合は、なるべく安く買ったほうがいいと考えています。歴史の中で価格が大きく下がるタイミングが何回かありましたが、そのあとも高値を更新し続けてきているので、大きく下がったところが買いのタイミングだと考えて買うようにしています。

テスタさんの将来について

今後の目標は?

今では株だけで生活できるようになりましたが、自分が「億トレーダー」になれるとは思っていませんでした。今後はこれが少しでも継続できたらいいと思っています。どこまでいったら投資を辞めるといった明確な基準はないですが、自分の力が及ばなくなったらそれが目安なのかなと考えています。また、これまでは人生の優先順位の1位が株で最優先でしたが、今後、他にやりたいことが見つかったらそれになるかもしれませんね(笑)
例えば、体調を崩したら「健康」がプライオリティーになると思います。

「お金」についてどう考えている?

お金を使うことに特に興味がないです。使い果たすというよりかは減るのが怖いから資産が最高潮の状態で死にたいと思っています(笑)。
もし死ぬ時がわかれば、譲ることができるけど、恐らく分からないので(笑)
ご高齢でも活躍して株を買ったりする方もいて、やりたいことをやり続けてやめたくなったらやめることができたらいいと考えています。

米国株投資を検討している方へメッセージ

(画像=SBI証券)

投資を始めた当初は怪しい、働かないなど、ネガティブな印象が多くありました。しかし、 2024年から新NISAが始まったことで個人の方も含め投資人口がかなり増えてきたなと肌で感じています。
米国株は将来性という点で魅力的です。日本は少子高齢化の中、世界の人口は増えています。その中で、米国は世界の中心にあります。日本に住んでいたら日本円で生活しますが、日本円だけに投資することはリスクがあると考えています。リスクヘッジの観点から米国株を持っておくことは大事なことなのではないのでしょうか。

⚠ご注意事項
・本インタビューの内容は出演者個人の見解であり、将来の運用成果を保証又は示唆するものではありませんのでご留意ください。
・本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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