
(画像=SBI証券)
| この記事は2026年6月22日にSBI証券で公開された「【アメリカNOW!】原油安メリット銘柄:デルタ エアーラインズ、 ユニオン パシフィック、オールド ドミニオン、ダウ、GM」を転載したものです。 掲載記事:【アメリカNOW!】原油安メリット銘柄:デルタ エアーラインズ、 ユニオン パシフィック、オールド ドミニオン、ダウ、GM |
先週の米国株式市場は、6/17(水)にFRBがタカ派姿勢に転換したとの見方から下落する場面がありましたが、週を通しては米国とイランの和平協議進展が好感されて押し上げられました。今週の株価材料として、米国とイランの和平協議の行方、5月個人消費支出物価指数、マイクロンテクノロジーの決算発表が注目されます。
今回は原油価格の下落から恩恵が期待される銘柄として、デルタ エアーラインズ(DAL)、ユニオン パシフィック(UNP)、オールド ドミニオン フレイト ライン(ODFL)、ダウ(DOW)、ゼネラル モーターズ(GM)を選んでご紹介いたします。
図表1 S&P500指数の一目均衡表(日足、3ヵ月)

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6/2(火)の高値形成後は陰線が目立つようになり、それまでの一貫した上昇基調から、もみ合い局面へ移行した可能性があります。FRBのタカ派姿勢への転換が市場にどのように消化されるのか、引き続き注目されます。
※当社WEBサイトを通じてSBI証券が作成
図表2 業種別指数騰落率・個別銘柄騰落率(「5日」は6/11(木)終値から6/18(木)終値によります。)

注:個別銘柄の騰落率上位、下位はS&P100指数が母集団です。銘柄名はBloombergの表記により、当社WEBサイト・本文中の表記と異なる場合があります。
※BloombergデータをもとにSBI証券が作成
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先週の米国株式市場
S&P500指数は週間で0.9%、ダウ平均は0.7%、ナスダック指数は2.4%上昇しました。
米国とイランの和平合意に対する期待が相場を押し上げました。6/17(水)にはFOMCでFRBがタカ派姿勢に転換したとの見方から下落しましたが、6/18(木)には米国とイランが覚書の署名にこぎつけたことが好感されて反発しました。週を通じて半導体株に対する物色が活発となり、フィラデルフィア半導体株指数は週間で7.3%上昇、相場上昇を力強くけん引しました。
FOMCでは、ウォーシュ氏自身は提出を見送ったものの、メンバーの半数近くが政策金利を現行水準に据え置くだけでは物価上昇率を2%の目標まで押し下げるのに不十分との見方を示し、9人が2026年末までに利上げが必要になると予想しています。
業種指数では、半導体株の大幅な上昇を受けた情報技術やAI関連銘柄が上昇した資本財・サービスなどが騰落率上位でした。原油価格の下落を受けてエネルギーは大幅に下落しました。
個別株で上昇トップのGE ベルノバ(GEV)は、ベネズエラ政府と電力供給の大型契約を結んだことが好感されたと見られます。同契約では24カ月以内に1ギガワットを供給、今後4年で5ギガワット超に達する見込みです。
また、同社はデータセンター向けの受注が積み上がってAI関連銘柄として買われていましたが、4月末から利食い売りで調整していたことも上昇が大きくなった要因と見られます。
今週の米国株式市場
市場ではFRBがタカ派姿勢へ転換したとの見方が広がっています。FedWatchによる政策金利予想では、年内に1回、さらに来年3月までにもう1回の利上げが実施される可能性が高いと見込まれています。このような金融政策見通しの変化は、株式市場にとって下押し圧力となる可能性があります。また、相場を押し上げてきた好調な企業決算の発表も一巡することから、当面は上値の重い展開が予想されます。
今週の株価材料として、米国とイランの和平協議の行方、5月個人消費支出物価指数、マイクロンテクノロジーの決算発表が注目されます。
米国とイランの和平協議については、6/18(木)に署名された暫定的な覚書を踏まえ、恒久的な和平合意へ向けた協議が順調に進展するかが焦点となります。一方、6/20(土)には、イランがレバノンへの攻撃継続を理由にホルムズ海峡の再封鎖を宣言しました。6/21(日)からはスイスで両国による数日間の協議が始まっており、その動向が注目されます。
6/25(木)に5月個人消費支出物価指数が発表予定です。総合指数は前年比+4.1%(前月は同+3.8%)、コア指数は同+3.4%(前月は同+3.3%)の予想となっており、インフレの加速を確認する見通しです。結果次第では、市場の利上げ観測をさらに強める可能性があるため注意が必要です。
半導体メモリーのマイクロンテクノロジーが3-5月期決算を発表予定です。同社はDRAMとフラッシュメモリーの双方を手掛けていることから、半導体メモリー市場の需給動向を把握するうえで重要な材料となります。AI関連銘柄への物色動向にも影響を与える可能性があり、その見通しが注目されます。
経済指標では上記のほか、6/24(水)に5月新築住宅販売件数(前月比+3.5%の予想)、6/25(木)に5月耐久財受注(前月比-4.7%の予想)、などの発表が予定されています。
企業イベントでは、フェデックス、マイクロンテクノロジー、カーニバルなどの決算発表が予定されています。
今週の5銘柄
今回は原油価格の下落から恩恵が期待される銘柄をご紹介いたします。
原油価格の下落が業績にプラスの影響を与える可能性が高い業種として、旅客航空輸送、鉄道運輸、貨物陸上輸送、基礎化学品、自動車製造の5つのサブセクターを選び、S&P500指数に採用されている銘柄をリストアップしたのが図表3です。
この中から代表銘柄として、デルタ エアーラインズ(DAL)、ユニオン パシフィック(UNP)、オールド ドミニオン フレイト ライン(ODFL)、ダウ(DOW)、ゼネラル モーターズ(GM)を選んでご紹介いたします。
なお、米国の原油価格は、中東情勢が落ち着くにつれて、中東情勢悪化前の1バレル当たり60~70ドル程度に回帰する可能性が高いと考えられます。米国の原油市場では、シェールオイルの生産量の変動が原油価格の「自動安定化装置」となっていますが、その主要指標である石油リグ数(ベイカー・ヒューズの週次データ)が図表4の通り原油価格の上昇を受けて上昇に転じているためです。
図表3 原油価格下落の恩恵が期待される銘柄(S&P500指数採用銘柄対象)と今週の5銘柄の投資指標

※BloombergデータをもとにSBI証券が作成
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図表4 WTI先物価格と米国の石油リグ数

※BloombergデータをもとにSBI証券が作成
(画像=SBI証券)
今週の注目銘柄

注:予想PERはBloomberg集計のコンセンサス予想EPSによります。使用した予想EPSの決算期は、いずれも2026年12月期です。
※会社資料、BloombergデータをもとにSBI証券が作成
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主要イベントの予定

注:日付は現地時間によります。(E)はBloombergによる予想を示します。企業決算の赤字でのハイライトは、当社顧客保有人数の1~30位、青字のハイライトは31~50位を示します。
※Bloombergデータ、各種報道をもとにSBI証券が作成
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