市況(場況)

12日の東京株式市場見通し=米・イラン和平合意の期待でリスクオン

 予想レンジ:6万5300円−6万7100円(11日終値6万4217円)

 12日の東京株式市場は、米国とイランの戦闘終結を視野に入れたリスクオンの展開を引き継ぐ公算だ。中東情勢が再び悪化しそうな流れにあった前日は、日経平均株価が一時1800円超下落する不安定な動きを見せていた。その後切り返して引けは小幅高となったものの、前週末比では3.6%(2370円)安い水準にとどまる。きょうはメジャーSQに当たるが、急転直下の米・イランの和平合意期待を追い風に、幅広い銘柄への見直し買いが指数を押し上げる可能性が高い。半導体株をはじめ、インフレ圧力の緩和によるFRBの利上げ観測後退を手掛かりに、非鉄金属や設備投資関連、ホルムズ海峡の正常化見通しから自動車株や内需株などにも上値余地が出てきた。

 米国ではきょう、注目されている宇宙企業スペースXのナスダック市場へのIPO(新規株式公開)が予定されている。それに伴う資金需要が需給的な混乱を招いてきた面が指摘されており、イベント通過でいったんアク抜けが想定される。一方、オラクルが追加の資金調達の方針を明らかにするなど、いわゆるハイパースケーラーによる巨額のAI投資に伴う増資懸念の高まりは、日本株相場にも一抹の不安を残した格好だ。

 為替相場はドル・円が1ドル=160円程度とほぼ変わらず、ユーロ・円が1ユーロ=185円台前半と小動き。11日のADR(米国預託証券)はニデック、太陽誘電、キオクシア、アルプスA、キッコマン、ソフバンGなどが値上がりしている。日経平均先物は6万6000円台を付けている(日経平均11日終値は6万4217.27円)。

12日の主な経済指標・スケジュール
【国内】
・6月限株価指数先物・オプションSQ(特別清算指数)値算出

【海外】(時間は日本時間)
・19:30 インド5月消費者物価
・23:00 米6月ミシガン大学消費者マインド指数
・新規上場=(米国)スペースX(SPCX、ナスダック)

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

ウエルスアドバイザー社

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