東京株式市場では12日前場、日経平均株価が前日比2225円高の6万6442円と大幅に続伸した。米国とイランの和平合意への期待感からリスクオンの動きが拡大。前日の米国市場でハイテク株や景気敏感株が上昇した流れを引き継いだ。東エレクやアドバンテスをはじめとするAI(人工知能)関連株の指数寄与度が大きい。TOPIX(東証株価指数)も63ポイント高の3893ポイントと3日ぶりの反発歩調で25日移動平均線を上抜く場面があった。
この日はトランプ米大統領が、早ければ今週末にイランとの戦闘終結に向けた合意に至る考えを述べたことを受け、幅広い銘柄に買いが先行した。米国で半導体株指数のSOX指数が急騰したこともあり、日本でも関連銘柄が人気化した。前場の日経平均プラス寄与度トップ10は、ファストリテを除く9銘柄を何らかのAI関連株が占めた。午前9時35分には2848円高の6万7065円まで上昇し、取引時間中としては5日以来の6万7000円台を回復。その後いったんは利益確定売りに押されたものの、再び騰勢を強めている。原油安を受けた長期金利の低下も支援材料になった。6月限日経平均先物・オプションのSQ値は6万6698円04銭と観測された。
前場の東証プライム市場の出来高は15億151万株、売買代金は7兆725億円だった。騰落銘柄数は値上がりが927と全体の6割近く、値下がりは592だった。変わらずは44銘柄。業種別指数は全33業種のうち26業種が上昇した(値下がりは7業種)。非鉄金属や機械、ガラス土石、鉄鋼、電機、金属製品、化学などが大幅高。半面、サービス業や陸運、鉱業は安い。個別株の値上がり率上位はマルマエ、マイクロニ、三井金属、ディスコ、TOWA、値下がり率上位はMacbee、ラクーンHD、Wスコープ、日電波、ビジョナル。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社
