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IFAのデメリットを徹底解説!IFAへの相談に向いている人・向いていない人の特徴

「IFAに相談しようか迷っている」
「IFAに相談するデメリットはあるのかな?」

このような疑問を持っていないでしょうか。

IFAはお勧めの金融商品やマーケット情報を顧客に提供するほか、顧客ごとに適切な資産ポートフォリオを構築し、資産運用によって顧客の目標とする利益を得られるようにアドバイスをする金融のエキスパートです。

ただ、相談者によっては向いている人と向いていない人がいる場合があります。
どのような人が向いているのか、特徴や確認しておくべきことを解説します。

1.IFAのデメリット2選

IFAのデメリットとして、以下の2つの点が指摘されることが多いです。

・手数料が割高になる場合がある
・担当者によって知識やサービスの品質に差が出る場合がある

1-1.手数料が割高になる場合がある

よく「IFAは手数料が割高になる」と言われることがあります。

たしかに、ネット証券で自分で資産運用を行う場合に比べると手数料は高くなります。
ただ、それはあくまでネット証券と比較した場合であり、証券会社など対面での取引の場合は、手数料水準はほとんど同程度だと言えます。金融商品を売買したときの手数料や、投資信託の保有中にかかる信託報酬は、IFAに依頼したからといって変動するものではありません。
目論見書やホームページにある手数料率に基づいて計算されます。

IFA利用時の手数料が割高だと感じる原因として、I一般的な窓口では取り扱っていない専門的な金融商品(例えばヘッジファンドなど)に設定されている手数料が考えられます。

商品の選択肢が多い分、結果的に投資家が支払う手数料の総額が増え、「IFAに依頼したため手数料が高くなった」と感じる場合があります。

ただし、これら幅広い商品の選択は、分散投資の効果を高める目的などによるものです。そのため、手数料の増加が必ずしも悪いとは言い切れないため、よく検討することが必要です。

1-2.担当者によって知識やサービスの品質に差が出る場合がある

これは他の金融機関にも同様のことが言えますが、担当者によって知識やサービスの質に差が出る場合があります。

これまでの経験・実績・保有資格などから、多少なりともサービスの質には差が出てくるでしょう。

ひとつの目安としては、金融キャリアとしての活動実績が5年以上あれば、長いキャリアの中で様々な相場を見てきているため、プロフェッショナルとして評価できるでしょう。(「No1.IFAの選び方」を参照)

各IFAは所属するIFA法人のホームページなどでキャリアを掲載している場合もあるため、参考にしましょう。

2.IFAに相談が向いている人と向いていない人の特徴

IFAに相談することが向いている人、反対に向いていない人を考察します。

2-1.IFAが向いている人の特徴

IFAに向いている人は、公正中立的な視点からより専門的なアドバイスを受けたいという人です。

・専門的なアドバイスをして欲しい
・特定の商品に縛られず、自分に合う提案をしてほしい
・中立的な立場で相談にのって欲しい
・資産運用以外でも相談にのって欲しい

IFAは、銀行や証券会社のような金融機関には所属しておらず、営業ノルマが無いため、所属している金融商品取引業者の取扱商品の中から公正中立な立場でお客様に最適なご提案をすることができます。

またIFAは資産運用に限らず、以下のようなお困り事にも対応できるケースがあります。

不動産について〇居住用不動産の紹介
〇投資用不動産の紹介
〇海外不動産の紹介 など
保険について〇生命保険について
〇損害保険について
〇保険料控除の活用について
〇保険の持つ運用性について など
相続について〇相続について
〇生前贈与について
〇事業承継について など

銀行や証券会社などの金融機関の担当者よりも、より顧客のライフプランに寄り添ったアドバイスをすることが可能です。

2-2.IFAが向いていない人の特徴

手数料を過度に気にする人は、IFAが向いていない場合があります。
ネット証券と比較すると手数料が高く感じることがありますが、IFAの手数料は証券会社などと同水準であり、幅広い金融商品をポートフォリオに組み入れることにより分散投資効果が期待できます。
それでも、手数料を少しでも安く抑えたいという方は、ネット証券を用いてご自身で運用する方が向いているでしょう。

3.IFAを選ぶ前に確認しておくべき3つのポイント

IFAを選ぶポイントとして、確認しておきたい3つの点をお伝えします。

3-1.フィデューシャリー・デューティーを公表しているIFAか調べる

金融庁が提唱する「顧客本位の業務運営に関する原則」にもとづいて作成した「フィデューシャリー・デューティー」を公表しているか確認しましょう。
フィデューシャリー・デューティーとは、資産運用業務に従事する金融機関が投資家に対して負う責任のことです。金融庁は金融機関に対し、フィデューシャリー・デューティーを果たすことを求めており、金融機関は真に投資家のためになるように、商品開発や運用、販売を適切に行うべきとしています。強制的なものではありませんが、各社がこの原則を軸に営業活動を行っています。
内容は、各社ホームページで閲覧することができますので、ぜひ参考にしましょう。

3-2.知識・経験の豊富なIFAか調べる

IFAを選ぶ目安として、景気の良いときはもちろん、景気の悪いときも市場の分析を重ね、顧客と向き合ってきたIFAを選びましょう。
各IFAは所属するIFA法人のホームページなどでキャリアを掲載している場合もあるため、参考にしましょう。

3-3.所属しているIFA法人の実績を調べる

IFA法人が、所属するIFAに対して手厚いフォローをしているかも重要です。IFA法人には、所属するIFAが顧客に対して「顧客ファーストの姿勢」を遵守できているかの管理能力が問われます。

IFAは各担当者の裁量が大きい分、顧客ファーストの資産ポートフォリオの構築やコンプライアンス遵守において、高い倫理観が求められます。

特に顧客が高齢者の場合や、応用性のあるデリバティブ取引などを行う場合は、各証券会社の厳格なチェックプロセスを経て取引を行うようルールがあり、IFA法人にもそれらの管理体制が求められています。

4.IFAに相談するならファーストパートナーズへ

IFAに相談するなら株式会社ファーストパートナーズをおすすめします。

〈ファーストパートナーズの強み〉
①証券会社や銀行など金融機関出身者が多く在籍しており、豊富な知識と経験を活かしてお客様に的確なアドバイスをご提供します
②資産運用のみならず、事業承継、M&A、不動産など多岐にわたる金融サービスをご提供しています
③ヘッジファンドや外資系プライベートバンクと提携し、幅広い選択肢をご提供可能です

5.まとめ

IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)は、公正中立な立場で顧客に最適な資産運用プランを提案する金融のエキスパートです。

ただし、IFAに相談することがご自身にとってベストな手段かどうか、以下に挙げるいくつかのポイントを事前に確認してみましょう。

〈向いているケース〉
・より専門的なアドバイスが欲しい
・公正中立的な立場で相談に乗ってほしい
・資産運用以外のことも相談したい

〈向いていないケース〉
・取引手数料を最小限に抑えたい

また、IFAを選ぶ際は、担当者のキャリア、所属IFA法人の実績やフィデューシャリー・デューティーの内容を確認し、信頼性を判断することが重要です。
ご自身のニーズに合ったIFAを選ぶことで、資産運用の成功につなげることが期待できます。

FPメディア編集部

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